ねこのお役立ち情報

【賃貸でもできる】猫が喜ぶDIY!ラブリコ(LABRICO)を使ったキャットウォーク

どうもオギーです

賃貸で猫3匹と暮らしています

賃貸で猫を多頭飼育している経験を生かして、賃貸物件で猫と幸せに暮らすために役立つ情報を発信しています

今回は猫が喜ぶキャットウォークを賃貸物件でも手軽に作れる方法をまとめてみました。

実際に自分が作ったキャットウォークの作り方や、その際にこうしておけばよかったということを盛り込んだ手順を紹介します。

この記事を読むとわかること

・賃貸物件でDIYする際に気を付けなければいけないこと(壁や天井の傷・天井が抜けないように・安全性)

・LABRICO(ラブリコ)を使って賃貸物件でもキャットウォークを簡単に作れる方法

猫の運動には上下運動が大切

猫の肥満防止のために常日頃からおもちゃなどを使って一緒に遊んでいる飼い主さんも多いと思います

内の猫はおもちゃを追いかけまわしたりしてしっかり動いているよという方も多いのではないでしょうか?

しかし

猫の運動量をアップさせるには平面の移動だけではなく

上下の垂直移動を盛り込むとよいとされています。

キャットタワーでも上下はできますがキャットウォークがあるとより多くの運動ができると思います

また猫を多頭飼育している状況では縦の空間も使うことで

よりスペースの確保にもつながり、部屋の中で猫が渋滞するのを緩和することにも役立ちます

我が家の猫(くま)は少し肥満気味だったのですが

新婚旅行に行く際に、もともとくまが住んでいた妻の実家に預けたところ

階段の上り下りで知らず知らずのうちに運動したようで少しスマートになって帰ってきました

ただ高齢猫にとっては段差を登ることは一苦労な場合もあります

また高齢猫になると、猫は関節の軟骨もすり減っていますので

上り下りのたびにさらに消耗していくだけでなく、着地の衝撃は負荷にもなります

同様に子猫もまだ小さいため高いステップを登ることは難しかったり

高いところに上ってしまって降りれなくなることもあったりします。

髙ければいいというわけではなく

猫に合わせてステップの高さを調整したりすることも重要です

猫が喜ぶキャットウォークのポイント

猫が喜ぶキャットウォークを作るには

猫にとって

『安心・安全・楽しい』が満たされているものです

快適さやゴールをミックスする

途中で休める場所や楽しめる場所を作っておくと

猫はキャットウォークを登るといいことが待っていると思ってくれます

休憩場所やゴールのアイデアとしては

トンネルだったり、ブリッジや、横になれる場所、ポールなどがあります

猫は窓から景色を見ることが好きなので

上った先に窓があるとキャットウォークを使用する頻度が上がったりします

安全性にも気を付ける

キャットウォークに使用した素材が滑りやすくないか

しっかりと固定されているかといったことをチェックするほか

猫は足場があるとできることが増えるため

上った先にある窓から猫が外に出てしまわないかといったことまで

考えて作る必要があります

行き止まりを作らない

猫は後ろ向きに歩くことが苦手なほか

多頭飼育の状況において行き止まりがあると

猫たちの渋滞が起きるだけではなく

追いかけっこやいざケンカが始まったときに逃げ場がなくなってしまいます

猫たちが安心して過ごせるように入り口と出口は1つではなく2つ以上つけるようにしましょう

猫同士がすれ違える幅を確保する

ステップの幅が狭いと

猫が足を踏み外す危険があるため、最低でも20cmほどの幅は確保しましょう。

またステップの幅が2匹同時に通れない幅だった場合、猫同士がキャットウォークにいるときにすれ違うことができなくなってしまいます。

猫同士がすれ違えなくなると1匹ずつしかキャットウォークを使うことができなかったり、向かい合ってけんかなどに発展することも考えられます

多頭飼育ですれ違うことを想定している場合は

30cmほどの幅を確保しましょう

通路だけではなく休憩場所として想定している箇所も30cmほどの幅を確保しておくと安心です。

ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスターを使ったキャットウォークの作り方

自作したキャットウォーク(まっすぐになっていないですね、)

ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスターとは?

ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター

2×4木材を上下に固定して柱をたてるためのDIYパーツです。柱を立てるだけなら複雑な手順や特別な工具は必要ありません。ジャッキの力を利用してしっかり固定できるため、気軽に取り付けしていただけます。

ラブリコ公式サイトからの引用

と説明があるように

2×4というサイズの木材の両端に器具を取り付け

ジャッキを回し突っ張ることで簡単に柱を作ることができます

賃貸物件では壁にくぎなどを打ち込むことができませんが

ラブリコのアジャスターを使うと柱を自分で作ることができます。

自分で用意した柱であれば釘やねじを打ち込むことができるようになります

そうすることで壁に階段(ステップ)や通路を作ることができ

自分の家の猫に合わせたキャットウォークをDIYすることができます

キャットウォークを作るのに必要な材料は??

必要な材料一覧

写真のキャットウォークを作るために必要な材料

  • ラブリコ2×4アジャスター 4つ
  • 2×4木材(必要な長さから95mm短くしたもの) 4本
  • ステップ用の木材(幅30cm程度)大きな板をカットしてもOK  4枚(今回は市販の塗装済みの板を購入)
  • L字棚受け金具 8個

材料費はざっくり2万弱かかっています。

必要な工具

  • 電動ドライバー(ねじ穴開けるドリルとドライバーでも可)
  • 水平器(iPhoneでも代用可能)
  • メジャー

キャットウォークの作り方

手順① 完成図を描き、材料をそろえる

(1)完成図を考える

DIYで何よりも大切なことは先に完成図を考えることで

実のところ、私はこの点をミスしてしまいました。

大体の柱の本数だけ決めて材料を買ったため、足場板がほしい長さと違って購入しなおしたり、L字金具を10本ぐらい多く買ってしまったりしました

必ず最初にキャットウォークの全体図を描きましょう

(2)柱の位置を決めたら必要な長さをメジャーで測ります。

ラブリコのアジャスターを装着するため、必要な長さから95mm短くします。

ステップ(足場)に使用する板は長い板を切って用意してもいいですがあらかじめ切ったり塗装されたりしたものを使用すると

初心者でも簡単に色などついたキャットウォークを作ることができます

(3)必要な木材の長さ、枚数を計ったらホームセンターで購入

◆柱用の木材◆

柱として使用する木材は自分はホワイトウッドを使用しました

比較的そりが少ないためまっすぐで、金額的にも安いと感じたためです

【選び方のポイント】

  1. 反っていない
  2. ひび割れていない
  3. 死に節が入っていない(崩れたりして節穴になるようなもの)
  4. ヤニや樹液が出ていない(べたべたするところがない)

◆ステップ(足場)用木材

ステップに使用する板はだいぶ迷いましたが

色を付けたいけど賃貸暮らしでDIY初心者ということもあり

自分でやるには不安が大きいと思い研磨・塗装済みの板を購入しました。

猫が乗っても大丈夫なように厚み1.5cm以上のものを選びましょう。

◆L字棚受け金具◆

L字の棚受け金具は大きさが様々ありますがステップに使う板をしっかり支える必要がありますので

ステップに使う板と同じくらいの長さの金具を選びましょう

木材選びはDIY初心者にとってかなりの難関でした

また購入した木材は2メートル以上の長さになるため

大きな車を持っていなければ、ホームセンターでトラックを借りて運ぶことになります

ホームセンターで購入すると、自分で木材をやすりで研いだりする必要もあります

研磨塗装カット済みで送ってくれる通販での木材購入も一つの方法です

ホームセンターで購入するよりは割高になりますが、道具なども何も持っていない人にとっては

安心できる選択肢になると思います

手順② ステップ(足場板)を付ける場所にL字棚受け金具を付ける
  1. 柱となる木材をすべて床に並べる
  2. 足場となる箇所を線で結び印をつける
  3. L字棚受け金具を水平になるように取り付ける(ドリルでねじ穴をあけてから、ドライバーで回して締める)

手順としては以上です

注意点は足場板を取り付ける場所になるため水平につけることがポイントです(直角の金具のほうが場所は決めやすいと思います)

この手順は実際に私が作った際に飛ばしてしまったため、やっておけばよかったという手順です

私は先に完成図をしっかりイメージしていなかったので、どこに足場を付けるかは柱を立ててから考えることになってしまいました

先に全体図が決まっていると足場を付ける場所もおのずと決まってきます。

そうすると柱を立てる前に柱となる木材を並べて物差しで線を引くことができます。

柱を立ててからメジャーなどで線を引き、金具を取り付けようとするとかなり大変です!

皆さんにはそんな思いをしてほしくないので、ぜひとも完成図を考える→先に金具を取り付けるということをやってほしいです

手順③ 柱を取り付ける

ラブリコのアジャスターを木材の両端に取り付ける(ジャッキつきの突っ張り部分が上)

強く突っ張りすぎると天井が抜ける可能性があるので注意する

突っ張る場所はできるだけ硬いところがいいので部屋の真ん中ではなく、できるだけ壁側に作るのがオススメ(その方が垂直にも立てやすい)

水平器などで直角になっているかを確認してジャッキを回して木材を突っ張り固定する

手順④ ステップ(足場板)を取り付ける

柱が立てばいよいよステップ(足場板)の取り付けです

水平かどうか確かめながら取り付けていきます

止め方が緩いと外れてしまいますので、しっかりとねじを締めて固定してください

頭をぶつけるとあぶないのでステップは下から取り付けていくとよいです

このあたりから、猫たちがなんだなんだと集まって来たりします

手順⑤ 猫たちにお披露目

いよいよ完成したら猫たちにお披露目の時間です

一生懸命作ったんだから楽しんでほしいという気持ちは分かります

しかし、意外と最初の反応は無に近いことは覚悟しておいてください

乗せてみたり、おもちゃやおやつで連れ出してみましたがするっと降りていくと思います

それでも時間がたてば、いつしか当たり前に使ってくれるようになりますので見守ってあげてください

作ったキャットウォークより前からあるテレビ台がお気に入りの様子

ラブリコ(LABRICO)の2×4アジャスターを使ったキャットウォークづくりのまとめ

【キャットウォークの作り方】

  1. 完成図を決める
  2. 必要な材料の長さや数を決める
  3. ホームセンター・もしくは通販で購入
  4. 足場を付ける場所に金具を付ける
  5. 柱を立てる
  6. 足場(ステップ)を取り付ける
  7. 猫たちにお披露目

【キャットウォークづくりの注意点】

  • 出口と入り口は2カ所以上作る(行き止まりを作らない)
  • すれ違ったり横になったりできる幅を確保する
  • 高くしすぎない
  • 突っ張りすぎない(天井が抜ける可能性あり)→緩すぎると倒れる可能性あり。定期的にしめなおす

【魅力的なキャットウォークにするポイント】

  • 休憩や楽しめるポイントを作る(横になれる場所・外の景色が見れる場所)
  • 安全性を考える(足場の幅・間を大きくしすぎない)
  • キャットタワーと連携(組み合わせてアスレチックのように・高い場所で休めるように)

市販の家具でも作れるキャットウォークの例

カラーボックスとテレビ台で会談作り(汚くてすみません)
作ったキャットウォークとテレビ台のキャットウォークを連携させています

アジャスターを使ったDIYのキャットウォークのメリットは自分で好きな高さや幅の足場を作れることです

だけど自分で作ったりするのは大変

壁のスペースが空いていなくて作るのは難しいという方には

よくある家具などを使ってキャットウォークにすることも可能です

ほんの一例ですが

我が家ではカラーボックス(収納ボックス)やテレビ台でキャットウォークを作っています

DIYしたものとつなげています。

参考にしてもらえると幸いです