どうもオギーです。
賃貸物件で猫3匹と暮らしています。
その経験などを生かし賃貸物件で猫を多頭飼育するために役立つ情報を発信していきます。
今回は多くの飼い主を悩ませる猫のおねだりや盗み食いについてまとめていきます。
この記事はこんな人におすすめです
そしてこの記事を読んだ人には
猫が大好きな気持ちはそのままに
猫を思い通りに動かそうと思うのではなく
猫も私も快適に暮らすためにはどうしたら良いかと考えるようと思っていただけたら嬉しいです。
なぜこんなことを言っているかというと
ねこのおねだりや盗み食いなどの行動を止める方法はありません
猫の行動を変えようとするのではなく、私たち飼い主の意識や習慣・行動を変えていく必要があります。
可愛いおねだりに耐えるのは大変
猫のおねだり技術は誰に教えてもらったものでもないのに
私たち人間をいつも困らせます。
さっきごはんを食べたかと思えば、フードが入った箱を開けようと一生懸命になって
こっちを見ていたりします。
中には、他のねこと協力して鳴いて呼んだりしてきます。
もらえないとわかると
次は台所にやってきてフライパンの中身を狙ったりしてきます
猫と一緒に暮らす人にとっては見慣れた光景かも知れませんが
そんな猫のおねだり攻撃に耐え続けたり
台所に侵入した猫たちを現行犯で捕まえたりするのは結構大変です。
中には何とかおねだりや盗み食いを止める方法はないものだろうか?と思うかもしれません。
何度も言いますが
そんな方法はないのです。
よくホームセンターなどで売られている
猫が嫌がるにおいがするものを置いておくことはできるかもしれませんが
愛する猫たちが嫌がる場所を
部屋の中に作るなんて
猫好きの皆さんには耐えられませんよね
なのでおねだりや盗み食いを猫に止めてもらうことはあきらめてください。
だけど
猫たちのおねだりや盗み食いと上手に付き合っていく方法はあります
まずはなぜおねだりや盗み食いが人を困らせるのか見ていきましょう
おねだりや盗み食いが猫にもたらす危険性
おねだりは食べ過ぎやさらなるおねだりの元になる
おねだりが猫にとって食べ過ぎの原因になります。
そして食べすぎは肥満の原因になり
様々な不調へとつながりますので避けなければいけません。
そして
おねだりに対してごはんやおやつを都度あげると
おねだりするとごはんやおやつがもらえるという
関係性が学習されて、続けることで強化されていく可能性があります
人間の食べ物は猫にとって危険
反対に盗み食いを防がなければいけない理由としては
人間の食べ物を猫が食べるのは良くないという理由からです。
なぜ人間の食べ物を猫が食べるのは良くないのかというと
人間の食べ物が猫にとって味が濃すぎるからです。
つまりは塩分などが多すぎるのです
猫は本来
生きていくために食物から塩分を取る必要はほとんどなく
キャットフードなどは匂いは強いですが味は素材の味で塩気はほとんどません。
したがって
盗み食いなどで人間の食べ物を食べて
塩分や油、炭水化物などの糖質といったものの過剰摂取が様々な病気の要因となる可能性があるから盗み食いは危険なのです。
また猫には絶対食べさせてはいけない食べ物もあります
その他、鶏肉や魚の骨が消化器管内に刺さってしまう危険性もあります
猫が人間の食べ物を食べるのを防ぐのは猫に健康でいてほしいからなのです。
その他熱くなった調理器具などに触れて
けがをしてしまったり、火事などのトラブルにつながる可能性もありますので
盗み食いは絶対に避けるべきといえます
なんで猫はおねだりや盗み食いをするの?
猫にとって体に悪いのだから、やめるべきだよと
愛する猫に言ってみても
「それは分かっちゃいるけど、やめられないんだよなぁ」
という顔を飼い主のあなたに向けているのではないでしょうか?
猫がおねだりや盗み食いをする理由
猫がおねだりや盗み食いをする理由は
欲しいものがあるからに他なりません。
欲しいものを手に入れるためにおねだりや盗み食いという行動をとっているのです
具体的には
【猫がおねだりをする理由】
- おねだりをしてほしいものを手に入れた経験がある
- ご飯の量が足りていない
- 病気などの可能性
猫の中には
野良時代がある猫などは「飢え」を経験している可能性があります。
そのような猫はどうしても早食いになったり、いつ食べられるかわからないので
おねだりが多くなったりすることがあります。
あまりにおねだりが多いなと思ったり、食べ方が異常だなと感じた場合は迷わず獣医さんに相談することも一つの方法です
食べ過ぎ傾向がある猫に対する療法食などもあるので、獣医さんの指導のもと利用していくことで軽減できるケースもあります。
【猫が盗み食いをしてしまう理由】
- 一度食べておいしいと知ってしまったから
- 子猫時代に人間のごはんを好む嗜好性が身についた
- 好奇心からくるもの
猫が盗み食いをする理由は
一度食べたことがあるものなどで
その味がとてもおいしいと感じてしまったら、次もまた食べたいと思うようになっていることがあります。
うちの猫はパンと海苔のにおいを感じ取ると急いでやってきます。
その他では
猫の食事の嗜好性は生後半年ほどで決まると言われていて
その間に人間の食べ物をよく食べていた場合は
その味を好む傾向があります。
そのため人間の食事に対して近づきがちで盗み食いにつながることがあります。
また見たことないものにたいして
猫は怖いけれども近づかずにはいられないという性格を持っています
そういった猫はおそるおそる近づき盗み食いをしてしまうことがあります。
おねだりや盗み食いをしないようにしつけることはできる?
おねだりや盗み食いをしないようにしつけることは
できません。
しない方がよいと思います
何を言われているか猫たちは分からず
ただただストレスに感じるかもしれません。
そもそも猫たちがおねだりや盗み食いをするのを止めたいのは
本当は肥満や病気、ケガといった危険から
愛する猫を守りたいからです。
だけど、猫たちの度重なるおねだりや台所侵入作戦を阻止するたびに思うのは
何回言ったらわかるんだろう・・・。
ゆっくり休む暇もないよ・・・。
油断も隙もあったもんじゃない・・・。
何とか鳴くのをやめておくれ・・・。
もうすこし寝かせてくれ・・・。
といった飼い主たちの悲鳴ばかりです。
先にも述べましたが猫の行動を変えるのではなく
私たち飼い主の行動と環境を変えていく必要があります。
では実際に何をどう変えていく必要があるのか見ていきましょう
猫たちのおねだりに上手な負け方
勝ち負けではないのですが
猫のおねだりを何とかしようと思う時には
なんとか猫のおねだりをなくそう
猫の問題行動を解決しようという姿勢が見られがちです。
そうではなく、おねだりの課題を分けて考えましょう
解決したい課題は
・大きな声でおねだりをしてくるのを何とかしたい
・食べ過ぎで肥満になるのを防ぎたい
この2点ではないでしょうか?
猫が大きな声でおねだりする理由
おねだりの声が大きくなるのは
おねだりをすることでごはんやおやつをもらえたということが
強化されたケースといえます。
最初は1の音量でもらえたのが、
飼い主が次は少し我慢していたとします。
すると猫は次はレベル2のおねだりをしてきます。
今度は負けないぞとレベル2のおねだりを耐えたとしても
次は猫もレベルをどんどん上げていきます。
そうしてレベル10まで上げたところで飼い主が降参したとします。
すると猫は次からレベル10のおねだりをすると
おやつがもらえるんだと学習し、レベル10が基本となります。
これは行動が強化された例といえます。
これに関してはぐっと心を鬼にして耐え抜く必要があります。
そうすることでおねだり→おやつという関係性を断ち切る必要があります。
ただ単に待つだけではなくおねだりに対して別の行動で返すのも一つの方法です。
例えばおねだりされたらおもちゃで遊んでみるなどです。
おねだりによって得られる結果を分散させていきましょう。
どうしてもごはんをもらえるまで落ち着かない場合は、10分ほど外に出てみるのも一つの方法かもしれません。
おねだりに負けても猫の肥満を防ぐ方法
私たちの目的はおねだりをなくすことでも、おねだりに負けないようにすることでもありません
食べ過ぎを防いで愛する猫の肥満を防ぐことです
そのための方法を考えていきましょう
①ごはんやおやつのタイミングを決まった時間に習慣づける
決まった時間にごはんをあげることで、その時間が習慣づいていきます。
きっと時間になると、どこからか「みゃお」という声が聞こえてくるはずです。
「ちょうだいよー」というおねだりから
「時間ですよー」というおねだりに変わっていきます。
猫ももらえることが分かっていればそれほど必死におねだりはしません。
これは飼い主にとっても、猫に対する「もう!」という苛立ちのような気持ちを減らすことにも役立ちます
そんな風に思ってほしくはないですが・・・。
②ごはんの回数を増やす
これはおねだりの多い時間帯がわかっているときなどに活用できます。
朝三暮四作戦とも言えます。
ポイントはごはんの総量を増やしてはいけません。
分ける回数を増やして、間の時間を少なくする作戦です
③おやつを見越した食事量にする
こちらはおやつを上げることを想定して、食事量の総量を減らすことで食べ過ぎを防ぐ方法です。
その分総合栄養食の主食が減って栄養不足にならないように注意が必要です
※おやつに関しては、そもそも習慣化することをお勧めしません。
なぜならおやつはおいしすぎて、何度も食べたくなるからです。
決まった時間におやつが出てくるとそれが習慣化してしまい、おやつがないと強いおねだりが出たりします。
たまのご褒美としておやつは不定期にするようにしましょう。
おやつはいろいろな嫌なことを乗り越える際にも使える必殺ツールです。ここぞという時まで温存しておきましょう。
④早食いを防ぐ食器を使う
人間と同じでねこも早食いをすることで
満腹感を得られにくく、空腹を感じもっとちょうだいとおねだりすることがあります
早食い防止の食器を使い、食事にかかる時間を長くして
満腹感を感じやすくすることもおねだりを減らす一つの方法です。
早食いに関してはこちらの記事でもまとめていますので参考にしてください
関わりのすべてがおねだりから始まっていないか見直す
ごはんちょうだい!というおねだりはかわいいですが
日々忙しい方は、知らず知らずのうちに
いろいろなお世話が猫のおねだり発の関わりになっている可能性があります。
ごはんに限らず
遊びや撫でたりといったコミュニケーションも
日ごろからおねだりされる前に、こちらから「今日もかわいいねー」と関わっていくことが大切です
たまにはすべてを忘れて猫を膝にのせてお昼寝してみてください
もういいよとキックされるぐらいがちょうどいいです。
猫の盗み食いを減らす方法
これは一つしかありません
猫が盗み食いして困るものを出しておかない
これにつきます。
これ以外はないといっても過言ではありません。
たまに深紅の生ごみやごみ箱をあさったりすることもありますが
それに対してはゴミ箱を開けられないものなどにする必要があります
またフード類は開けられないように蓋が止められる衣装ケースなどで保管する必要があります。
ごはん中に
堂々とやってくる猫たちもいますが
それは毎日猫との合戦を楽しむようにしましょう。
食べたものはすぐ片付ける
余分なものはすぐにしまう。
部屋がとってもすっきりして気分がよくなります。
盗み食いをなくすことは何よりも大切
冗談っぽく書きましたが
猫の盗み食いをなくすことは
猫の健康を守るうえでとても重要です。
後回しにせずすぐに対応し、盗み食いできるものをなくしましょう。
あなたと愛する猫たちのハッピーライフを応援しています。